角を倒さぬ(読み)かどをたおさぬ

精選版 日本国語大辞典 「角を倒さぬ」の意味・読み・例文・類語

かど【角】 を =倒(たお)さぬ[=絶(た)やさぬ・=潰(つぶ)さぬ・=崩(くず)さぬ]

(器物衣類等が、古くなってもなお形をくずさないという意から) 人が窮乏してもなお昔の体面を保つ。また、旧家が依然としてその格式を持ち続ける。
※中華若木詩抄(1520頃)中「天下悉く劉氏に帰して、草木までもなびくやうなるが、ちっとも、かどをたをさすして居たは淵明一人ぞ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android