角字(読み)かくじ

精選版 日本国語大辞典 「角字」の意味・読み・例文・類語

かく‐じ【角字】

〘名〙 (形が方形なのでいう)
楷書草書に対していう。
俚言集覧増補)(1899)「かくじ 楷書のことをいふ」
② 角ばった字の形。片仮名、または漢字をさしていう。
浄瑠璃・狭夜衣鴛鴦剣翅(1739)一「のり物やめてげぢょはした、一ぼくつれたひげづらは、ひらかなもじにかたかなのまじりしごとくほそみちを、かくじになってあゆみくる」
紋所などに用いる四角な字体
※滑稽本・七偏人(1857‐63)五「目くらじまの股引に角字(カクジ)を染た半天を著たる男」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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