角田[市](読み)かくだ

百科事典マイペディア 「角田[市]」の意味・わかりやすい解説

角田[市]【かくだ】

宮城県南部の市。1958年市制。中部阿武隈川が流れ,角田盆地が開け,阿武隈急行線が通じる。盆地の中心にある市街は江戸時代石川氏の城下町で,土蔵造商家など古い家並みが残る。米作イチゴ・野菜栽培,酪農養豚が行われる。昭和40年代より工場誘致が進み,自動車部品や電気機器,繊維などの工場が進出し,航空宇宙技術研究所の支所や,宇宙開発事業団(現宇宙航空研究開発機構)のロケット開発センターも置かれた。東日本大震災で,市内において被害が発生。147.53km2。3万1336人(2010)。

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