角髪・鬢(読み)びんずら

精選版 日本国語大辞典 「角髪・鬢」の意味・読み・例文・類語

びん‐ずら ‥づら【角髪・鬢】

〘名〙 (「みずら角髪)」の変化した語)
① 昔、公家少年の髪の結い方で、左右に分けた髪を輪にしたもの。頭上に束ねて結ったのを「あげびんずら」、左右に垂らして結うのを「さげびんずら」という。みずら。
※浜松中納言(11C中)一「うるはしくびんづら結ひ」
② 転じて、髪の毛。また、鬢の毛。
俊頼髄脳(1115頃)「青ききぬきたる乙女のびんづらあげたる、いで来たりていはく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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