角黍(読み)かくしょ

精選版 日本国語大辞典 「角黍」の意味・読み・例文・類語

かく‐しょ【角黍】

  1. 〘 名詞 〙 五月五日の端午節句に食べるちまき一つ糯米(もちごめ)葛粉(くずこ)などで作った餠を長円錐形の角(つの)状にし、笹、葦、真菰(まこも)などの葉で巻いて、イグサでしばったもの。角粽(かくそう)。ちまき。
    1. [初出の実例]「荊俗当時愍放臣竹筒貯食楚江浜 至忠不朽変成恵 万国万年角黍新」(出典:済北集(1346頃か)三・端午)
    2. 「清窓五月向涼風 角黍嘗来気味濃」(出典:羅山先生詩集(1662)二一・端午十七首)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「角黍」の読み・字形・画数・意味

【角黍】かくしよ

ちまき。

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