解合・融合・溶合(読み)とけあう

精選版 日本国語大辞典 「解合・融合・溶合」の意味・読み・例文・類語

とけ‐あ・う ‥あふ【解合・融合・溶合】

〘自ワ五(ハ四)〙
① 物が熱や水によって溶けまざって一つになる。また、あるものが他のものの中にはいって一体となる。
※天草本平家(1592)四「ヤマヤマノ ユキモ キエ、タニダニノ コウリモ toqeyǒte(トケヤウテ)
② 互いに心のへだたりがなくなって、うちとける。
※良人の自白(1904‐06)〈木下尚江〉続「心底から解合(トケア)って、皆なが一つ家内同様に」
③ 取引市場で、話し合いによって取引の契約を解除する。
朝野新聞‐明治八年(1875)四月二三日「何様四月限追々強弱共仕かけ米解け合可申姿左候はば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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