解離性同一性障害(読み)カイリセイドウイツセイショウガイ(英語表記)dissociative identity disorder

デジタル大辞泉 「解離性同一性障害」の意味・読み・例文・類語

かいりせいどういつせい‐しょうがい〔‐シヤウガイ〕【解離性同一性障害】

解離性同一症

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵 「解離性同一性障害」の解説

解離性同一性障害

多重人格障害と呼ばれていたが、DSM‐IVで解離性同一性障害という診断名が採用された。1980年代から米国を中心に研究が進み、報告例が急増した。近年の報告では、多数の人格の症例が見られる。人格の交代は突然起こり、言葉つきや態度まで変わる。幼い人格、敵対する人格など様々で、主人格は他の人格の記憶を持たないことが多い。そのため、日常生活に記憶が欠落した時間を体験することになる。背景の1つに、幼児期虐待が指摘されている。

(田中信市 東京国際大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android