触合(読み)ふれあう

精選版 日本国語大辞典 「触合」の意味・読み・例文・類語

ふれ‐あ・う ‥あふ【触合】

〘自ワ五(ハ四)〙
① 互いに触れる。
※永日小品(1909)〈夏目漱石〉霧「肩が触れ合はない限りは」
② 親しくつき合う。また、互いに思いが通じる。
志賀直哉論(1953)〈中村光夫〉祖父直道「読者は志賀直哉という非凡な人間と〈略〉直接ふれあうような印象をうけるからです」

ふれ‐あい ‥あひ【触合】

〘名〙
① 互いに触れること。
湯葉(1960)〈芝木好子〉「愛らしい両足が生温かくくすぐる触れあいは」
② 心を通わせ、親しくつき合うこと。
安土往還記(1968)〈辻邦生〉三「こうした人間的な触れ合いを求めていたことは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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