触空間(読み)しょくくうかん(英語表記)tactual space

日本大百科全書(ニッポニカ) 「触空間」の意味・わかりやすい解説

触空間
しょくくうかん
tactual space

触覚運動感覚などによって形成される知覚空間

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「触空間」の意味・わかりやすい解説

触空間
しょくくうかん
tactual space

視覚聴覚を伴わない体性感覚だけの働きによって生じる行動空間。自己身体皮膚面上で,物体の触れた位置,広がり,方向などを知覚する受動的側面と,自己の身体を離れた外界の状況,すなわち環境事物の大きさ,形状,位置,方向などを知覚する側面とから成る。後者はさらに両手に包まれる狭い触空間,両腕をいっぱいに動かして触知しうる,より広い触空間,全身の移動を必要とする身のまわりの空間とに分けられる。

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