普及版 字通 「觴(漢字)」の読み・字形・画数・意味
觴
18画
(異体字)
18画
[字訓] さかずき
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(しよう)。〔説文〕四下に「實てるを觴と曰ひ、なるを(し)と曰ふ」(段注本)とするが、ともに酒器の名である。觴はもと獣角を以て作った。のち漆器のものが用いられ、両耳を羽のような形にしたものを羽觴という。長江の流れもその源は羽觴をうかべるほどの小流であるので、ことの起源を濫觴という。曲水の行われた河南登封城北の泛觴亭は、亭上に羽觴を泛べる曲水がゆるやかにめぐらされていた。
[訓義]
1. さかずき。
2. さかずきをさす、さかもりする。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕觴 サカヅキ 〔立〕觴 サカヅキ・ツノカメ
[熟語]
觴飲▶・觴詠▶・觴▶・觴客▶・觴酌▶・觴勺▶・觴酒▶・觴政▶・觴典▶・觴豆▶・觴杯▶・觴令▶
[下接語]
一觴・引觴・羽觴・嘉觴・觴・銜觴・挙觴・玉觴・空觴・献觴・壺觴・交觴・行觴・肴觴・賜觴・酌觴・寿觴・称觴・清觴・餞觴・提觴・泛觴・飛觴・畢觴・浮觴・奉觴・余觴・濫觴・流觴・觴・緑觴・累觴
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報