言ぱ(読み)いっぱ

精選版 日本国語大辞典 「言ぱ」の意味・読み・例文・類語

いっ‐ぱ【言ぱ】

連語〙 (「いふは」の「ふ」が促音化したもの。「…といっぱ」の形で用いられる) 言うのは。言うわけは。
曾我物語(南北朝頃)一「そもそも源氏といっぱ、桓武天皇より四代の皇子田村御門と申しけり」
報知新聞‐明治三〇年(1897)三月一四日「其方略と云っぱ、〈略〉衆議院の修正に対敵するが如き案を」
[補注]訓点資料に見られる「といは」も、「といふは」の促音化したものの促音無表記であろう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android