言もおろか(読み)いうもおろか

精選版 日本国語大辞典 「言もおろか」の意味・読み・例文・類語

いう【言】 も おろか

(「おろか」はもと、不十分、おろそかの意。のち「愚か」の意と意識された) 口に出して言うと、不十分なほどである。言うまでもない。言うだけ、ばかげている感じがする。とても言葉には尽くせない。いえばおろか。
※枕(10C終)三六「月の頃は〈略〉いとをかし。やみもまたをかし。有明、はたいふもおろかなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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