言扱(読み)いいあつかう

精選版 日本国語大辞典 「言扱」の意味・読み・例文・類語

いい‐あつか・う いひあつかふ【言扱】

〘他ハ四〙
① あれこれとうわさをする。話の種にする。取り沙汰する。言い立てる。
※枕(10C終)二六六「あさましう、かかるなからひには、いかでとこそ人は思ひたれなどいひあつかふは聞くらんかし」
② いろいろと言葉をかけて世話をする。
源氏(1001‐14頃)夕霧「かの遺言はたがへじと思ひ給へて、ただかくいひあつかひはべるなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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