言落・言貶(読み)いいおとす

精選版 日本国語大辞典 「言落・言貶」の意味・読み・例文・類語

いい‐おと・す いひ‥【言落・言貶】

〘他サ五(四)〙
価値のないものとして侮り見下して言う。けなす。言いくたす。言いくさす。言いくだす。
※枕(10C終)八二「頭の中将の、すずろなるそら言を聞きて、いみじういひおとし」
言葉で人を罪に落とす。言いおとしむ。
※寛永刊本蒙求抄(1529頃)一「とかを尋ねて終に云いおといたぞ」
③ (言落) 言うべきことを言いもらす。言い忘れる。
史記抄(1477)四「秦の先祖に本紀したをば、なにとて不論ぞ。云をとしてはしある歟」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android