言葉の綾(読み)コトバノアヤ

デジタル大辞泉 「言葉の綾」の意味・読み・例文・類語

ことば‐の‐あや【言葉の×綾】

微妙な意味あいを表したり、事のついでに付け加えたりする、巧みな言葉の言い回し。「言葉の綾でそう言ったまでだ」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「言葉の綾」の意味・読み・例文・類語

ことば【言葉】 の 綾(あや)

ことばを飾って巧みに言い表わすこと。ことばの巧みな言いまわし。現代では、いく通りにも解釈できるような複雑な表現をいう。
浮世草子男色大鑑(1687)六「近代の稀者口も動さずして言葉(コトバ)のあやきれて、聞に情含いやといはれぬ笑ひ」
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一「胸のうやもや、もだくだを、払ふも払はぬも今一言の言葉の綾」

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