言葉寄・詞寄(読み)ことばよせ

精選版 日本国語大辞典 「言葉寄・詞寄」の意味・読み・例文・類語

ことば‐よせ【言葉寄・詞寄】

〘名〙 連歌俳諧で、その創作解釈に利用するため、用語を意味内容、季などによって分類、整理し、注解を加えたり、用法を説いたりしたもの。連歌の「袖下集」(梵燈庵)、「宗祇袖下」(宗祇)、「連珠合璧集」(一条兼良)、「闇夜一灯」(宗牧)、「無言抄」(木食上人)など、俳諧の「俳諧初学抄」(斎藤徳元)、「久留流」(山本西武)、「御傘」(松永貞徳)、「毛吹草」(松江重頼)、「言葉寄」(野々口立圃)などにおいて、主要部分になっている。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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