言い籠める(読み)イイコメル

デジタル大辞泉 「言い籠める」の意味・読み・例文・類語

いい‐こ・める〔いひ‐〕【言い籠める】

[動マ下一][文]いひこ・む[マ下二]弁舌相手抗弁の口を封じる。議論してやりこめる。「―・められて引き下がる」
[類語]物申す抗議反論反駁抗論甲論乙駁弁駁論破論駁遣り込める言い負かすへこますあらがう逆ねじ折伏しゃくぶく

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「言い籠める」の意味・読み・例文・類語

いい‐こ・めるいひ‥【言込・言籠】

  1. 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]いひこ・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙
  2. 中に含み入れて表現する。
    1. [初出の実例]「人・物共に云こめて、万物一源の上で云へば唯一理也」(出典:大学垂加先生講義(1679))
  3. 理屈や弁舌で人をやりこめる。議論して相手の口を封じる。言い伏せる。
    1. [初出の実例]「筍斎は〈略〉自然の才覚も有て人にいひこめらるる事なし」(出典:浮世草子・新竹斎(1687)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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