言開(読み)いいひらく

精選版 日本国語大辞典 「言開」の意味・読み・例文・類語

いい‐ひら・く いひ‥【言開】

〘他カ四〙 事情理由などを言って明らかにする。説明して言い聞かせる。弁明する。申し開く。
今昔(1120頃か)三〇「有(あり)つる有様も云開(いひひらき)なむと思ふ程に」
歎異抄(13C後)「ふたつの不思議の子細をも、分明にいいひらかずして、ひとこころをまどはすこと」

いい‐ひらき いひ‥【言開】

〘名〙 言いひらくこと。弁明すること。申し開き。
評判記秘伝書(1655頃)男と中あしきときの事「あはれ、一度御めにかかりて、いひひらきがしたひなどかたるべし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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