記文（読み）キブン

デジタル大辞泉

き‐ぶん【記文】

記録した文。記事文。
「論文といい―といい…工風を要する事にて」〈逍遥・小説神髄〉

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

き‐ぶん【記文】

〘名〙

① 記事文。

※授業編（1783）九「景を録し勝を記し題詩記(キ)文を求むる人世に多し」

② 記録した文書。

※続日本紀‐天平宝字元年（757）一二月壬子「功田記文或落_二其品_一」

き‐もん【記文】

〘名〙 記述した文。また、その文書。

※北山抄（1012‐21頃）四「記文云、南第一厨子、唐菓子十五坏、毎_レ階居_二五坏_一」

※今昔（1120頃か）七「此の事、其の寺の記文(きもん)に注せるを見て」

出典　精選版 日本国語大辞典