設定(読み)セッテイ

デジタル大辞泉 「設定」の意味・読み・例文・類語

せっ‐てい【設定】

[名](スル)
ある物事条件をつくり定めること。「討論の場を設定する」「舞台江戸時代設定する」
法律で、新たに権利を発生させること。「抵当権設定する」
[類語]仮定想定仮説

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「設定」の意味・読み・例文・類語

せっ‐てい【設定】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 施設や機関また、きまりなどを新たに設けること。〔英和商業新辞彙(1904)〕
    1. [初出の実例]「朕は宰臣に命じ、速に特殊の機関を設定して」(出典:帝都復興に関する詔書‐大正一二年(1923)九月一二日)
  3. ある仮定や条件を設けること。
    1. [初出の実例]「二葉亭が自己を作品の主人公に設定しながら」(出典:小説の方法(1948)〈伊藤整〉日本の場合)
  4. 法律上、新たに権利を生じさせること。特に地上権永小作権質権・抵当権などの制限物権を生じさせることをいう。
    1. [初出の実例]「物権の設定及び移転は当事者の意思表示のみに因りて其効力を生ず」(出典:民法(明治二九年)(1896)一七六条)

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