精選版 日本国語大辞典 「許・赦・聴」の意味・読み・例文・類語
ゆるし【許・赦・聴】
〘名〙 (動詞「ゆるす(許)」の連用形の名詞化)
① ある行為を、さしつかえないとして許可すること。
※蜻蛉(974頃)下「『にげないことゆゑに、あやしの声までやは』などあるは、ゆるしなきを」
※わらんべ草(1660)五「物のゆるしをとるは、何れの道にても、なりがたき物なれば」
④ =ゆるしいろ(許色)
※浮世草子・好色一代女(1686)一「野風秋の小袖色(ユルシ)にして惣鹿子」
⑤ キリスト教で、神が人の罪を罰せず、罪から解き放つことをいう。
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