手伝(読み)てつだい

精選版 日本国語大辞典 「手伝」の意味・読み・例文・類語

て‐つだい‥つだひ【手伝】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 手伝うこと。手助けすること。また、その人。すけ。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「Tetdai(テツダイ)スル」(出典:日葡辞書(1603‐04))
    2. 「この若い手伝いは雅子の味方なのだった」(出典:毛布譚(1970)〈柏原兵三〉)
  3. 江戸時代、幕府が行なうべき江戸城京都御所などの造営事業、また、道・橋・川普請その他の土木工事諸大名に分担させること。手伝普請
  4. 京坂地方で、火消人足と土木人夫を兼ねる者をいう。〔随筆守貞漫稿(1837‐53)〕

て‐ちだい‥ちだひ【手伝】

  1. 〘 名詞 〙 「てつだい(手伝)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「薬なんどを御煉あるてちだいをも申さん」(出典:四河入海(17C前)一五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android