訴陳に番う(読み)そちんにつがう

精選版 日本国語大辞典 「訴陳に番う」の意味・読み・例文・類語

そちん【訴陳】 に 番(つが)

鎌倉・室町幕府の訴訟制度で、訴人論人とが訴状陳状を交換して、相手主張を論難して自分立場を弁護し主張すること。鎌倉幕府の制度では、三度まで訴陳に番えることが認められていた(三問三答)。
※長福寺文書‐一・永仁六年(1298)八月日・目安状「一了出無実、訴申武家之間、番于訴陳候処」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android