証空(1)(読み)しょうくう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「証空(1)」の解説

証空(1) しょうくう

?-? 平安時代中期の僧。
天台宗近江(おうみ)(滋賀県)園城(おんじょう)寺の智興(ちこう)に師事し,のち常住院をひらく。天元(978-983)のはじめ智興が病にたおれたとき,安倍晴明の秘法により師の身代わりとなって病にかかる。夢うつつのなかで日ごろ信仰する不動明王があらわれ,「私が汝(なんじ)のかわりになろう」とつげると,証空の病はすぐになおったという。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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