試筆(読み)シヒツ

デジタル大辞泉 「試筆」の意味・読み・例文・類語

し‐ひつ【試筆/始筆】

[名](スル)新年に初めて毛筆文字を書くこと。書き初め。 新年》青楼に酔ひて其角の―哉/鳴雪
[類語]書き筆始め

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「試筆」の意味・読み・例文・類語

し‐ひつ【試筆】

〘名〙 =かきぞめ(書初)《季・新年》
空華日用工夫略集‐嘉慶二年(1388)正月二日「小師雛道者三五輩、出試筆詩而求改改而還之」 〔陸亀蒙‐村夜詩〕

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普及版 字通 「試筆」の読み・字形・画数・意味

【試筆】しひつ

書きぞめ。〔書言故事、字学類〕今人試筆に、先づ永字を書す。法に、王少、書に工(たく)みなり。~十五年中、工みに永字を書して、其の法の勢を以て、能く一切の字にじたりと。

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