詩眼(読み)シガン

デジタル大辞泉 「詩眼」の意味・読み・例文・類語

し‐がん【詩眼】

詩を鑑賞・批評する能力。詩についての眼識
漢詩で、巧拙を決める重要な1字。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「詩眼」の意味・読み・例文・類語

し‐がん【詩眼】

〘名〙
① 詩のよしあしを見極める能力。詩に関する眼識、また、見識
※想実論(1890)〈石橋忍月〉九「宜しく濃厚の詩眼を以って詩眼を論じ、之を愛し之を啓発誘導するの頗る必要なるを」
② 漢詩で、その巧拙のきめてとなる主要な一文字五言詩では三字目、七言詩では五字目をさす。また転じて、詩文の巧拙のきめてとなる文字や句。
※夜航余話(1836)上「『江城五月落梅花』の句は、『五月』二字、詩眼なり」

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