詰所(読み)ツメショ

デジタル大辞泉 「詰所」の意味・読み・例文・類語

つめ‐しょ【詰(め)所】

特定勤務の人が集まって詰めている所。「警備員の詰め所

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「詰所」の意味・読み・例文・類語

つめ‐しょ【詰所】

〘名〙
多くの人の詰めているところ。
役人、また、係員などの出勤するところ。
政談(1727頃)三「大猷院様御代迄は、御番衆の詰所等へも、折々はならせられ」

つめ‐どころ【詰所】

〘名〙 最も肝要な所。人をひきつける急所見せ場
風姿花伝(1400‐02頃)三「敵方色めきたる能をすれば、静かに、模様変りて、つめ所のある能をすべし」

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世界大百科事典(旧版)内の詰所の言及

【大名】より

… (1)大廊下は三家と加賀前田氏(大名中最大の領地を持つ)が詰める部屋である。 (2)溜間は会津,忍(おし),高松の各松平氏,松山,桑名の久松氏,井伊氏,姫路酒井氏などの親藩またはそれに准ずる大名か,10万石以上の有力譜代大名の詰所となっている。ここは毎日だれかが詰めていて,場合によっては幕政につき諮問を受けることがあった。…

※「詰所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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