詰開き(読み)ツメヒラキ

デジタル大辞泉 「詰開き」の意味・読み・例文・類語

つめ‐ひらき【詰(め)開き】

かけひき。談判
「―の演説せりふ」〈魯文安愚楽鍋
貴人の前から退出する際、左か右へからだを回して立つこと。〈貞丈雑記〉
出所進退。
「息を継ぎて、礼義のべ、諸事の―見るさへ武士本意といさめば」〈浮・武家義理・二〉
能楽で、拍子を短くつめたり、長くのばしたりすること。
「拍子の―は…其の間其の間定まれるがごとし」〈申楽談儀
帆船が逆風航走するとき、船首を可能な限り風上に近づけた針路風向に対して35~45度の角度)で帆走する状態。一杯開き。クローズホールド。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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