話半分(読み)ハナシハンブン

デジタル大辞泉 「話半分」の意味・読み・例文・類語

はなし‐はんぶん【話半分】

話の半分程度はうそ誇張であること。半分ぐらい割り引いて聞いてちょうどよいこと。「話半分に聞いておく」
[類語]口先舌先弁舌口舌こうぜつ舌先三寸

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精選版 日本国語大辞典 「話半分」の意味・読み・例文・類語

はなし‐はんぶん【話半分】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 物事は誇張して言い伝えられることが多いところから ) 他人の話は半分ぐらい割り引きして聞くと、ちょうど本当のところをつかめるということ。
    1. [初出の実例]「降止ば傘(からかさ)横に打かたげ 咄半分預け置く茶屋」(出典:雑俳・口三味線(1702))
    2. 「しかし話半分に聞いても、随分甚い話さねえ」(出典:其面影(1906)〈二葉亭四迷〉七)
  3. 話が全部すまないこと。話の途中。はなしなかば。
    1. [初出の実例]「小女が呼んだので、何だねと談話半分(ハナシハンブン)女房が立って行たを幸ひに」(出典:油地獄(1891)〈斎藤緑雨一四)

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ことわざを知る辞典 「話半分」の解説

話半分

物事は誇張して言い伝えられることが多いところから、話は半分ぐらい割り引いて聞くと、ちょうど本当のところをつかめる。

[使用例] からかっていらっしゃるから、話半分にききますわよ[小島信夫ハッピネス|1973]

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