語勢(読み)ゴセイ

デジタル大辞泉 「語勢」の意味・読み・例文・類語

ご‐せい【語勢】

話したり書いたりするときの言葉勢い語気語調。「語勢を荒らげる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「語勢」の意味・読み・例文・類語

ご‐せい【語勢】

〘名〙 ことばのいきおい。語気。語調。
史記抄(1477)一七「語勢で云わば遷が伝を立た様がよいと云心ぞ」
※俳諧・むかしを今(1774)序「阿叟の磊落(らいらく)なる語勢にならはず、もはら蕉翁のさびしをりをしたひ」

かたらい‐ぜい かたらひ‥【語勢】

〘名〙 加勢軍勢
※史記抄(1477)一一諸侯は皆かたらいぜいぢゃほどに、罷て帰るぞ」

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普及版 字通 「語勢」の読み・字形・画数・意味

【語勢】ごせい

語調。

字通「語」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の語勢の言及

【韻律】より

… 明治末におこって今日の詩の大部分を支配する自由詩は,自然主義の現実尊重,形式排除の思想をうけて,用語を現代口語とし,音数律の規則正しい格調を捨てて自由にしたが,これはちょうど室町末期におこった小歌に見るような格調の多様性を生んだ。ここでは一定の音数律でなく,個人のつくる韻律を重んじたのであるが,それは音数として不定ながら,語の切れ目がつく調子,すなわち語勢cadenceによるものである。 おう,また|吹きつのる|雨風 外套(がいとう)の|襟(えり)を立てて, 横しぶきの|雨に濡(ぬ)れながら あなたを|見上げているのは|わたくしです。…

※「語勢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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