語手(読み)かたりて

精選版 日本国語大辞典 「語手」の意味・読み・例文・類語

かたり‐て【語手】

〘名〙
浄瑠璃など、語り物を語る人。〔文明本節用集(室町中)〕
寒川入道筆記(1613頃)愚痴文盲者口状之事「さてさてききてとかたりてと似合たる事の」
② 語ることの上手な人。
③ 劇などの進行途中で、筋の運びを話す人。ナレーター
④ (一般的に)話をする人。
遙拝隊長(1950)〈井伏鱒二〉「この語り手の上田元曹長はマレー戦線では上等兵として岡崎悠一の特殊小隊にゐた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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