語明(読み)かたりあかす

精選版 日本国語大辞典 「語明」の意味・読み・例文・類語

かたり‐あか・す【語明】

〘他サ五(四)〙
① 話し合いながら夜を明かす。一晩じゅう語り合う。
四河入海(17C前)一「ここで王郎子に逢てある程に、連夜語りあかすべけれども」
② 話して事情を明らかにする。説きあかす。
人情本・春色恵の花(1836)初「胸にあまりし浮(うき)ことを、くはしくかたりあかさんにも、只悲しさが先達ちて」

かたらい‐あか・す かたらひ‥【語明】

〘他サ四〙 一晩じゅう語り合う。話をしながら夜を明かす。
源氏(1001‐14頃)松風「夜一夜、よろづに、契りかたらひ、明かし給ふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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