誦文(読み)ズモン

デジタル大辞泉 「誦文」の意味・読み・例文・類語

ず‐もん【×誦文】

《「ず」は「じゅ」の直音表記呪文じゅもんを唱えること。また、その文句
「はなひて―する」〈二八

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精選版 日本国語大辞典 「誦文」の意味・読み・例文・類語

ず‐もん【誦文】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ず」は「じゅ」の直音表記 ) まじないの文句を唱えること。じゅもん。
    1. [初出の実例]「はなひてずもんする、おほかた人の家のをとこ主ならでは、たかくはなひたる、いとにくし」(出典:枕草子(10C終)二八)

じゅ‐もん【誦文】

  1. 〘 名詞 〙 頌文呪文を誦すること。また、その文。ずもん。
    1. [初出の実例]「なく音をきく人は、誦文をし」(出典:名語記(1275)三)

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