読経争(読み)どきょうあらそい

精選版 日本国語大辞典 「読経争」の意味・読み・例文・類語

どきょう‐あらそい ドキャウあらそひ【読経争】

〘名〙 経文中の主要な文句を朗誦し、その声や節まわしの優劣を競う遊び。
※栄花(1028‐92頃)初花「そこはかとなき若君達などは読経あらそひ」
[補注]「紫式部日記‐寛弘五年秋」に「琴、笛の音などにはたどたどしき若人たちのう経あらそひ」とある「う経」は、「と経」の誤写とされる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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