調乳(読み)チョウニュウ

デジタル大辞泉 「調乳」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐にゅう〔テウ‐〕【調乳】

[名](スル)粉ミルクを湯で溶いて、乳児飲用に適した状態人工乳をつくること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「調乳」の意味・わかりやすい解説

調乳
ちょうにゅう

人工栄養を行うにあたって,乳汁を乳児の身体に合うように調製すること。牛乳を用いる場合には,月齢に応じて3分の2ないし5分の4に希釈し,希釈によるカロリー減少砂糖穀粉添加によって補う。日本では調整粉乳が多く使われているが,これらの製品は乳児の栄養摂取量を考えて製造されているので,調乳時に他の栄養物の添加は必要なく,月齢にかかわりなく一定濃度 (15%) に微温湯で溶かせばよい。これを単一調乳法という。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の調乳の言及

【人工栄養】より

…3.0g/kg/日を超える必要はないように思われる。(4)脂肪 普通の調乳で2~3.5%とする。(5)糖質 普通の調乳で4~8%となるようにする。…

※「調乳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android