調子外(読み)ちょうしはずれ

精選版 日本国語大辞典 「調子外」の意味・読み・例文・類語

ちょうし‐はずれ テウシはづれ【調子外】

〘名〙 (形動)
楽曲の正しい音律・音階と合わないこと。調子が合わないこと。うわっ調子なこと。また、そのさま。ちょうしはぐれ。ちょうしっぱずれ。〔羅葡日辞書(1595)〕
言動が、つりあいがとれなかったり、ふつうと違っていたりして奇妙なこと。また、そのさま。ちょうしはぐれ。ちょうしっぱずれ。
浮世草子・人倫糸屑(1688)酔狂「堅い親仁の前に侍り、〈略〉耳のすふなる古文真宝の講釈、てうしはづれにも、あどをうたねば、まがあはず」

ちょうしっ‐ぱずれ テウシぱづれ【調子外】

〘名〙 (形動) 「ちょうしはずれ(調子外)」の変化した語。
落語・竹に虎(1900)〈六代目桂文治〉「酒に酔ひつぶれまして〈略〉彼方へよったり、此方へよったり、調子ッぱづれの唄を唄って」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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