調書裁判(読み)チョウショサイバン

デジタル大辞泉 「調書裁判」の意味・読み・例文・類語

ちょうしょ‐さいばん〔テウシヨ‐〕【調書裁判】

刑事事件の取り調べ段階で作成した、被疑者自白に基づく供述調書を、公判廷での供述証言よりも重視する刑事裁判のあり方を批判する表現日本では、捜査段階で誘導・強要された虚偽の自白が、裁判証拠として採用される事例があったことから、冤罪を生む原因の一つとされる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android