調節弁(読み)チョウセツベン

化学辞典 第2版 「調節弁」の解説

調節弁
チョウセツベン
control valve

たとえばプラントにおいて,制御変数(温度圧力流量液面レベルなど)を目標値に維持するためには,制御対象に対して操作変数(原料流量,蒸気流量,冷却水流量など)を適宜変化させる必要がある.操作変数を変動させるのに用いる弁のことを調節弁という.調節弁を動かす動力として,油圧空気圧などの流体を用いるもの,電動モーターを用いるものや電磁石を用いるものなどがある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の調節弁の言及

【工業計測】より

…ここでは物質やエネルギーは流体の形で供給されるので,これらの流量を弁により調節する。この弁を調節弁と呼ぶ。 プロセス計装では計測装置の機器に自動調節器を含めて工業計器と呼ぶ。…

※「調節弁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android