調達(読み)ちょうたつ

精選版 日本国語大辞典 「調達」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐たつ テウ‥【調達】

〘名〙 (「ちょうだつ」とも)
① ととのえ送ること。注文通りに品物をあつらえ送り届けること。調進。〔日葡辞書(1603‐04)〕
金品をとりそろえること。金を工面して集めること。
役者論語(1776)賢外集「早速先方より調達(テウタツ)して手代持参しける時に」

ちょうだつ テウダツ【調達】

(「調婆達多」の略。「ぢょうだつ」とも) 釈迦従弟で、釈迦に敵対した悪比丘教団和合を破り、仏を傷つけ、比丘尼を殺すなど、三逆罪を犯し、そのために生きながら地獄におちたといわれる。提婆達多。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「調達」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐たつ〔テウ‐〕【調達】

[名](スル)《「ちょうだつ」とも》必要な金品などを取りそろえること。また、取りそろえて届けること。「資金の調達」「資材調達する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「調達」の読み・字形・画数・意味

【調達】ちよう(てう)たつ

ととのい通ずる。〔詩品、上〕(晋の黄門侍郎張協)巧みに形似の言をふること、潘岳よりも雄に、太沖左思)よりも靡(うるは)し。風し、實に曠代(くわうだい)の高手なり。

字通「調」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android