談洲楼燕枝(1世)(読み)だんしゅうろうえんし[いっせい]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「談洲楼燕枝(1世)」の意味・わかりやすい解説

談洲楼燕枝(1世)
だんしゅうろうえんし[いっせい]

[生]天保9(1838).10.16. 江戸
[没]1900.2.11. 東京
落語家。本名長島伝次郎。江戸小石川の酒屋の生れ。1世春風亭柳枝門下。通称「二葉町師匠」。9世市川団十郎を崇敬して,1885年柳亭を談洲楼に改姓人情噺芝居噺をよくし,三遊亭円朝と並び称された。武士侠客の描写にすぐれ,渋い品のある芸風で知られた。また仮名垣魯文に師事し痴文を名のり,『島千鳥沖津白浪』『西海屋騒動』『御所車花五郎』などの創作がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android