諸法(読み)ショホウ

デジタル大辞泉 「諸法」の意味・読み・例文・類語

しょ‐ほう〔‐ホフ〕【諸法】

仏語。この世に存在する有形無形の一切のもの。万法万有諸有しょう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「諸法」の意味・読み・例文・類語

しょ‐ほう‥ホフ【諸法】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「法」は[梵語] dharma の訳語 ) 仏語。一切の有形および無形のあらゆる事物。万法(まんぼう)諸有(しょう)。〔法華義疏(7C前)〕
    1. [初出の実例]「有作無作(うさむさ)の諸法の相を見ざる所」(出典栄花物語(1028‐92頃)玉のうてな)

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世界大百科事典(旧版)内の諸法の言及

【諸法実相】より

…仏陀の〈さとり〉の世界から見た森羅万象の真実のすがたという意。諸法とはあらゆる存在,実相とはありのままの真実のすがたのこと。《法華経》の方便品(ほうべんぼん)には,この実相の世界は仏陀の知見したもうところ(仏知見)によってすべて絶対平等である真実のすがたが照らし出されると説かれる。…

※「諸法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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