諸礼(読み)ショレイ

デジタル大辞泉 「諸礼」の意味・読み・例文・類語

しょ‐れい【諸礼】

いろいろの礼式作法
江戸時代小笠原流の礼式のこと。
江戸時代、親王摂家をはじめ、門跡・寺僧・社人・医師などがにえ勢力家に差し出して、私的に行った年始の礼。

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精選版 日本国語大辞典 「諸礼」の意味・読み・例文・類語

しょ‐れい【諸礼】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 諸種の礼式。いろいろな作法。特に、江戸時代には小笠原流の礼式作法をいう。
    1. [初出の実例]「今晩は諸礼(ショレイ)を稽古して、夜が更ると内の事を申含め」(出典浮世草子・好色二代男(1684)八)
  3. 江戸時代、親王・摂家を始め、門跡・寺僧・社人・医師などが、贄(にえ)を献じて個人的に行なった年始の礼。
    1. [初出の実例]「玄関の松におとする銀子台〈宗因〉 いかに諸礼のならひ有とは〈如見〉」(出典:俳諧・天満千句(1676)四)

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