諸職(読み)しょしょく

精選版 日本国語大辞典 「諸職」の意味・読み・例文・類語

しょ‐しょく【諸職】

〘名〙 いろいろな職業。また、いろいろな業種職人
※漢書列伝綿景抄(1467頃)張周趙任申屠第一二「百工は諸職ぞ」
安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉二「おなじわりにはまゐりませぬが、工匠(だいく)作料、諸職(ショショク)手間もみなそれぞれにあがり升(まし)たゆゑ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の諸職の言及

【道々の者】より

…さまざまな〈芸能〉に携わる者。〈道々の輩〉〈道々の細工〉などと同様,〈道々〉は専門の方法,方面,技術などを意味する〈道〉の畳語で,〈諸道〉ともいわれ,〈諸職〉〈職人〉〈諸芸〉〈芸能〉などの語と密接な関係にある。 こうした〈道〉の用例は〈天文・地理之道〉〈鋳銭之道〉のように古代から見いだされるが,平安時代には和歌・管絃の道,天文,陰陽(おんみよう),明法(みようぼう),文章(もんじよう),舞人の諸道など,宮廷の世界で,主として学問,芸能に即して用いられ,《源氏物語》の〈桐壺〉にも〈みちみちの才〉のような用法が見られる。…

※「諸職」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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