諸艷大鑑(読み)しょえんおおかがみ

精選版 日本国語大辞典 「諸艷大鑑」の意味・読み・例文・類語

しょえんおおかがみ ショエンおほかがみ【諸艷大鑑】

浮世草子八巻。井原西鶴作。貞享元年(一六八四)刊。副題好色二代男」。首章および最終章では「好色一代男」の遺児世伝を登場させて続編体裁をとるが、他の三八章は独立した短編となっている。俳諧的文体の中に遊里虚実を鋭い観察眼で浮かび上がらせ、「一代男」以上に遊里の内実をきびしく把握(はあく)している。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android