謎を掛ける(読み)ナゾヲカケル

デジタル大辞泉 「謎を掛ける」の意味・読み・例文・類語

なぞ・ける

なぞなぞの題を出して問いかける。
遠回しにわからせようとする。「―・けて報酬を暗に要求する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「謎を掛ける」の意味・読み・例文・類語

なぞ【謎】 を 掛(か)ける

① なぞなぞをいいかける。なぞなぞの題を出して答を求める。
※甲陽軍鑑(17C初)品三五「内藤修理殿へなぞをかけらるる。『いとげの具足敵をきる、なに』。内藤則ちとかるる。『小太刀』」
② 遠まわしにそれとなくさとらせるように、いいかける。
※浄瑠璃・冥途の飛脚(1711)中「母の心をやすめるためうけとってくれるかと、なぞをかけて渡したを」
意味のたやすく解きにくいことをいう。わかりにくいことをいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android