譬喩(読み)ひゆ

精選版 日本国語大辞典 「譬喩」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ゆ【譬喩・譬諭・比喩・比諭】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 物事の説明に他の物事を借りて表現すること。たとえること。たとえ。
    1. [初出の実例]「如来深旨。唯在於広。不於略。衆請既致。復有何待所以。則挙法説。譬喩。宿世因縁。広開三顕一。以決衆疑、令実理」(出典法華義疏(7C前)一)
    2. 「太田錦城と云ふ漢学の先生が、『天の風雨の如し』と原始的な譬喩(ヒユ)を下したのを」(出典:青年(1910‐11)〈森鴎外〉二四)
    3. [その他の文献]〔王逸‐楚詞章句〕
  3. ひゆか(譬喩歌)」の略。
    1. [初出の実例]「譬喩」(出典:万葉集(8C後)一一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「譬喩」の読み・字形・画数・意味

【譬喩】ひゆ

たとえていう。漢・趙岐〔孟子題辞〕孟子譬喩に長じ、辭切ならずして、已に獨り至る。

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