谷地遺跡(読み)やちいせき

日本歴史地名大系 「谷地遺跡」の解説

谷地遺跡
やちいせき

[現在地名]藤岡市中栗須 谷地

藤岡台地北端かぶら川などの旧流路で形成された低地帯を見下ろす位置にある。台地の先端に集落跡、崖線から沖積地にかけて土器廃棄の場と埋設土器が存在する。標高約七〇メートル、台地と沖積地である水田面の比高三メートル。昭和五六年(一九八一)から五七年にわたる調査によって、浅間B軽石下の水田跡と奈良・平安時代の遺物、古墳時代前期の遺物包含層の下から、大量の縄文時代後期・晩期の遺物や同時期の埋設土器(埋甕)約四〇基、土壙、配石が発見された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android