豊島城跡(読み)としまじようあと

日本歴史地名大系 「豊島城跡」の解説

豊島城跡
としまじようあと

[現在地名]河辺町戸島

岩見いわみ川の下流右岸にある標高六〇メートルの山城。南前面に岩見川が流れ、北に二の丸・本丸と続き、東西はともに深い谷間となり、天然の要害である。戸島城とも記す。

戸沢家譜」応永二九年(一四二二)に「三月廿三日、小野寺征道、帥大軍張小倉、黒川民部、同縫殿助、所領之推寄豊(ママ)、黒川父子不大軍、数度突出著武勇中略(戸沢)家盛見黒川羽書、差添中館大膳・八柳右馬允・永山甚五郎・菅能登守・田口嘉蔵等、五百余人、遣豊嶋城」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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