豊島駅(読み)としまのえき

日本歴史地名大系 「豊島駅」の解説

豊島駅
としまのえき

「続日本紀」神護景雲二年(七六八)三月一日条に東海・東山両道の駅使が利用するため繁忙となっていることを理由に、豊島駅などの駅馬を一〇疋に加増するとある。「延喜式」兵部省諸国駅伝馬条でも一〇疋。比定地については、北区内(中里・豊島・西ヶ原)、台東区内(浅草・花川戸)、文京区内(湯島)、千代田区内(神田、江戸城付近)などにあてる説が出されてきているが、郡名を帯びる駅であることから豊島郡家との関連が考えられ、その近隣に比定するのが妥当と思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

再生可能エネルギー

自然の活動によってエネルギー源が絶えず再生され、半永久的に供給され、継続して利用できるエネルギー。有限の資源である化石燃料などに代わる、新エネルギー(中小規模水力・地熱・太陽光・太陽熱・風力・雪氷熱・...

再生可能エネルギーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android