豊栄登(読み)とよさかのぼり

精選版 日本国語大辞典 「豊栄登」の意味・読み・例文・類語

とよ‐さかのぼり【豊栄登】

〘名〙 朝日が美しく輝いてのぼること。また、その時。
延喜式(927)祝詞(出雲板訓)「皇御孫(すへみまこ)の命の宇豆(うつ)幣帛(みてくら)を、朝日(あさひ)の豊逆登(トヨサカノホリ)に、称辞(たたへこと)(を)へ奉(まつ)らくと」

とよ‐さかのぼ・る【豊栄登】

〘自ラ四〙 朝日が美しく輝いてのぼる。転じて、人の権勢、仕事ぶりなどが他の追従を許さないほど栄え輝いている。
※二度本金葉(1124‐25)賀「くもりなくとよさかのぼる朝日には君ぞつかへんよろづ代までに〈源俊頼〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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